ANA便が台風や悪天候で欠航になった場合の変更・キャンセル方法

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夏の台風や、冬の大雪などによる悪天候で飛行機が欠航することがあります。せっかくの旅行、空港で足止めされるのは避けたいですよね。

ANAでは、事前に運航状況が発表されています。運航に影響が懸念される場合には、手数料なしで別便への変更やキャンセル(払い戻し)が可能です。

台風や悪天候によって飛行機が欠航になった場合、または欠航になることが天気予報から予想できる場合に、どのように対応すればよいかをまとめていきます。

ANAの運航状況はアプリで確認

台風や悪天候により、予約していたANA便の運航状況がどうなるかわからない場合、まずはANAアプリで「運航状況」を確認しましょう。

確認したい路線と搭乗日を選択して、運航状況を表示します。便名からでも確認可能です。

運航状況は、表示日を起点に前後1日分が表示されます(昨日・今日・明日の3日分)。
2日後以降の運航状況が知りたくても、表示されません。その時点では、運航状況が決定していないことがほとんどです。

運航状況一覧で自分が搭乗する便に [!] マークがある場合は、詳細を確認してみてください。
搭乗口・出口変更の場合があったり、条件付き飛行になっている場合があり、条件付き飛行の場合は手数料なしで別便への変更・キャンセル(払い戻し)ができます。「欠航」となっている場合も、もちろん手数料なしで変更・キャンセル可能です。

先の予定でも影響が見込まれる場合は、特別なお知らせとして表示されているか、ANAからお知らせメールが届きます。

予約していた搭乗便の2日前に届いたメール

この場合、手数料なしで別便への変更・キャンセル(払い戻し)ができるようになります。

何はともあれ、台風や大雪などの悪天候は、天気予報をこまめにチェックすることをおすすめします。

悪天候時の変更・キャンセル(払い戻し)方法

台風などの悪天候で運航に影響が見込まれる場合や欠航時、インターネットで搭乗便の変更・キャンセルする方法について解説していきます。

まず、運航に影響が見込まれる便および欠航便の航空券を持っている場合、航空券の予約詳細画面に「振替手続きへ」というボタンが表示されます。

搭乗便を変更する場合

搭乗便を変更する場合は、「振替手続きへ」から手続きを開始します。予約変更ができない運賃の場合でも、手数料なしで変更可能です。

変更は、元の搭乗予定日から30日後までで、予約便と同じ区間の便に変更ができます。
スーパーバリューセール運賃など安い航空券を予約していたとしても、差額は必要ありません。特典航空券で予約していた場合でも同様です。

「他のフライトへ変更する」ボタンから、フライトを選択して完了するだけで変更が完了します。

キャンセル(払い戻し)する場合

予約詳細画面から、キャンセルしましょう。払戻手数料も取消手数料もなしでキャンセルできます。

払い戻し額の受取方法は、航空券購入時の支払い方法によって異なります。クレジットカードで購入していれば、クレジットカードへの払い戻しです。

予約便の出発予定日から30日以内であれば、いつでも払い戻し手続きが可能です。

往路が欠航・復路は運航する場合

行きが欠航になった場合、復路も同様に変更・キャンセルの対象となります。

旅程が変更できる場合は30日以内の日程で変更を、キャンセルする場合は払い戻し手続きをしましょう。

往路は運航・復路が欠航する場合

これが一番困るケースです。
結論から言うと、復路の欠航が確定しない限り、往路が変更・キャンセルの対象になることはありません。

2023年5月に石垣島へ旅行する予定が、季節外れの台風2号により影響を受けた経験があります。
台風の予測進路を見ると、行けることは行ける。でも絶対に帰れないだろうな。
そういう状況でした。

行くだけ行って、帰りを台風通過まで延泊したとしても、お金がかかるだけで何もできない時間を過ごすだけになってしまいます。

残念ですが往路は諦めましょう
手数料なしで変更・キャンセルはできないので、払戻手数料(運賃の60%)と取消手数料(440円)を支払って、キャンセルする必要があります。

ただしここで重要なのは、復路を一緒にキャンセルしないこと。往路だけキャンセルして、復路の予約は持った状態にしておきます。
払戻手数料は、搭乗日13日前〜出発時刻前で運賃の60%相当額となっています。つまり、直前にキャンセルしても同じ手数料。

欠航が決まれば手数料はなしで変更・払い戻しが可能なので、復路の運航状況が確定してからキャンセルしても遅くはありません。

無駄な手数料を払うことなく変更・キャンセルすることをおすすめします。

飛行機が欠航したらホテルはどうなる?

往路が欠航になった場合

そもそも到着手段がないので、キャンセル料はかからないのが当然でしょ!と思っていましたが、こればっかりはホテルによります。

宿泊予定ホテルのキャンセル規定を確認しましょう。

欠航による宿泊キャンセルの場合でも、通常通りのキャンセル料がかかるホテルもあります。台風が多い夏の旅行では、宿泊2日前までキャンセル料無料のホテルを選ぶようにすると、安心かもしれません。

復路が欠航になった場合

延泊するためのホテルは自分で手配する必要があります。ANAによる補償はありません。

天候不良は予測できないものではありますが、延泊の可能性が出発前に見込める場合には、旅程の見直しが最善かもしれません。