ANA Payが2023年5月にリニューアルし、1マイル=1円として使える!さらにiDやVISAタッチ決済として支払いができるようになりました!
今まではバーコード決済のみ、チャージはANA JCBカードのみ、と使い勝手がイマイチだったANA Payですが、とても魅力的な支払い方法に進化を遂げました。
ANAカードからチャージしてANA Payで支払うと、両方でマイルが貯まるというダブル取りです。ANAマイルに興味はない、という方でもおすすめの使い方がありますので、ぜひ参考にしてください。
ANA Payとは
ANAという冠がついていますが、簡単に言うと新しいスマートフォン決済サービスです。
チャージや支払いをANAマイレージクラブアプリから行う、貯まるポイントはANAマイル、というだけで、他のスマートフォン決済と何ら変わりありません。
唯一違うところは、「持っているANAマイルからもチャージできる」という点です。ANAマイルを特に貯めていないけど数マイルは持っている、という人にとってはこれが嬉しいポイントかもしれません。
ANA Payのはじめ方
まず、ANAマイレージクラブアプリをお持ちのスマートフォンにインストールします。
iPhoneでアプリをインストール
Androidでアプリをインストール
ANAマイレージクラブ会員であることが前提ですので、マイレージクラブ会員でログインしましょう。
あとは、画面の指示に従って登録を完了させたら、すぐに使えます。
まだマイレージクラブ会員でない方は、まずは会員登録からです。
ANA Payへのチャージ方法
クレジットカードからチャージ
ANAが発行しているクレジットカード(ANAカード)でチャージすると、1,000円ごとに1〜11マイル貯まります。
ANA一般カードで1マイル、ANAゴールドカードで6マイルです。(11マイルはANAカードプレミアムの場合のみなので、本記事では割愛)
10,000円チャージしたら、一般カードで10マイル、ゴールドカードで60マイルもらえるということです!
ANAカードは、ソラチカカードなどのANA提携カードも対象です。
マイルの積算日について
チャージしてから、1〜2ヶ月以内にマイルが積算されます。積算マイル数の端数は切り捨て(!)のようですので、端数がないようにチャージしましょう。
ANAカードからのチャージは、クレジットカードポイントの付与対象外です。
ANAカードではないクレジットカードの場合、2023年7月現在、対象外と明記されているカードはありませんでしたので、現時点ではポイント付与対象となっています。
残念ながら、クレジットカードポイントは対象外となるようです。しれっと公式のFAQに追加されていました。。
チャージ方法はクレジットカード以外にも、セブン銀行ATMからのチャージ等もありますが、このチャージ方法は特にメリットがありませんので割愛します。
持っているANAマイルからチャージ
1マイル1円としてチャージすることができます。これがANA Payの一番の特徴だと思います。
今までは、ANAマイルは一定数貯まらないと使い道はありませんでした。それが1マイルから使えるようになりました!
お手持ちのANAマイル数をぜひ確認してみてください。例え500マイルしか持っていなくても、500円として使えます。
後述しますが、マイルでチャージした残高からの支払いには、ANAマイルは貯まりません。持っているANAマイルを消化したい場合のみ、このチャージ方法を使いましょう。
チャージ金額と残高の上限
チャージできる金額と、保持できる残高には上限があります。
本人確認をしているかしていないかで上限に差がありますが、完全にすべての決済方法をANA Payに集約してめちゃくちゃ使う場合を除いては、この上限に達することはないと思います。
本人確認は、もはやどちらでも良いと思います。
チャージ金額の上限額
本人確認をしている場合 | 本人確認をしていない場合 | |
クレジットカード等からのチャージ | 1回:1,000円〜10万円 1日:10万円まで 1カ月:30万円まで | 1回:1,000円〜2万円 1日:2万円まで 1カ月:10万円まで |
ANAマイルからチャージ | 1回:1マイル〜1万マイル 1日:1万マイルまで 1カ月:5万マイルまで | 1回:1マイル〜5,000マイル 1日:5,000マイルまで 1カ月:3万マイルまで |
保持できる残高の上限
本人確認をしている場合 | 本人確認をしていない場合 | |
クレジットカード等からのチャージ | 30万円 | 10万円 |
ANAマイルからチャージ | 5万円 | 3万円 |
ANA Payの支払い方法
ANA Payは、バーコード決済ではなく、iD(アイディー)かVISAタッチ決済での支払いになります。
支払うときに、このマークがあれば使えます。
iDが使える場合は、支払うときに「iD(アイディー)でお願いします」と言えばOKです。コンビニは基本iD(アイディー)で支払いができます。
VISAタッチ決済が使える場合も同じで、「VISAのタッチ決済で払います」と言えば使えます。
不安な場合は、「iD(アイディー)かVISAタッチ決済使えますか?」と聞きましょう。私はいつも聞いちゃいます。
支払うときは、ANAマイレージクラブアプリから「支払う」をタップするか、Apple Payから支払えます。
ANA Payキャッシュから支払うと、マイルが貯まる
ANA Pay キャッシュとは、クレジットカード等からチャージした場合の残高のことです。この残高からANA Payを利用して支払った場合、200円で1マイルが貯まります。
利用毎ではなく、累計支払い金額に対してマイル計算されます。毎月5日、15日、25日に付与されているので、10日間ずつの累計かなと思っています。
ただし、iDとして支払ったかVISAタッチ決済として支払ったかで別の累計となるようです。
注意したいのは、マイルからチャージした残高での支払いはマイルは貯まらないということ。マイルでチャージする時は、本当に持っているマイルを消化したいときだけにした方が良さそうです。
注意点:キャッシュか、マイルか、口座選択の必要がある
支払うときに、クレジットカード等からチャージした「ANA Pay キャッシュ」で支払うか、マイルからチャージした「ANA Pay マイル」で支払うか選択する必要があります。
双方の残高を合算して使うことは、現時点ではできないようです。
ここは少し使い勝手が悪い部分です。
交通系チャージもできた
クレジットカード等からチャージした「ANA Pay キャッシュ」を使って、モバイルSuicaなどの交通系マネーへのチャージもできました。1円単位でチャージできるので、端数があっても使えます。これは便利。
「ANA Pay マイル」からもチャージができたので、数マイル持っているという方にも使い勝手バツグンです。
ANA Payを使えば、マイル2重取り!
ANAカードを持っている方は、ANAカードでのチャージとANA Pay支払いでマイルを2重取りできます。
1,000円チャージして1,000円の支払いをすると、最大11マイル獲得でき、還元率が1.1%となります。嬉しい。
ANAカードを持っていなくても、クレジットカードチャージでポイントが付与されるので、お得であることに間違いはありません!
ANAカード以外のクレジットカードからのチャージは、ポイント対象外になりました。支払い時のマイルのみ獲得できるので、ANAカード以外のクレジットカードを使ってANA Payを使う場合はお得さがなくなってしまいました。
余っているマイルをチャージして使える利点
そんなにガチでマイルなんて貯めていないよって人も多いと思います。ANAマイレージクラブ番号を持っている方は、今お持ちのマイル数を確認してみてください。
今までは、持っているマイルは一定数貯まらないと使い道はありませんでした。Skyコインに変えたりできましたが、結局ANAの航空券にしか使えず、持っているマイルは有効期限が来れば失われていくものでした。
それが、ANA Payの誕生により、1マイル=1円として使えるようになりました。
旅行や出張で勝手に貯まっていたマイルがある方にとっては、朗報だと思います。たとえ500マイル程度であっても、500円として使えるんです。誰も500円なんてくれません。
ぜひマイルをチャージしてANA Payを使ってみてください。