星野リゾートが展開する温泉旅館ブランド【界】の22番目の施設として、宮城県の秋保温泉に「界 秋保」がオープンしたと聞いて、行ってみることにしました。
施設としては、他の【界】と比べてしまうと微妙な部分もありましたが、仙台駅からバスで30分で到着できて、アクセスはとても良い温泉でした。
星野リゾートの温泉旅館【界】
星野リゾートが展開する温泉旅館ブランドである【界】。
全国に23施設あり(2024年12月時点)、ご当地の魅力が詰まった温泉旅館です。
昔ながらの温泉旅館を思わせつつ、新しさや楽しさが詰まっています。内装も素敵だし、温泉も素晴らしい。そして何よりスタッフの方が徹底して素晴らしいのが、【界】の魅力だと感じています。
全国の界めぐりがしたいと思うほど、行き先に【界】があるなら、絶対【界】に泊まりたい。いや、【界】に泊まるために行き先を決めたいくらいです。
今回は、【界】22番目として2024年にオープンした「界 秋保」へ。まさに【界】に泊まるために行き先を決めました。
界 秋保へのアクセス方法(バス)
仙台駅前(63番乗り場)から秋保温泉行きのバスに乗ると「界 秋保前」という停留所があるので、車ではなくても簡単に行けました。

バス停の場所が、仙台駅から少しだけ離れた場所にあるので、「界 秋保」のホームページに載っているバス停の場所を見ながら行くとわかりやすいです。
路線バス案内|界 秋保【公式】

バスに乗って30分ほどで「界 秋保」に到着です。入口の目の前がバス停になっていて、バスの到着に合わせてスタッフの方が待ってくれていました。

ちなみに、「界 秋保」のまわりには何もありません。バスを利用して行くと、施設内を楽しむこと以外は何もできません。
界 秋保にチェックイン

チェックインは15:00からですが、【界】のチェックインは混雑するので、早めに到着するバスで行きました。

さすがにまだ来ている方は少なく、お部屋が用意できるまで待ってからチェックイン完了です。
界 秋保のお部屋
「界 秋保」のお部屋は、すべて渓流を望むタイプになっていて、定員によって部屋の広さが違うイメージ。
私は、和室(定員2名)の部屋に宿泊しました。

月をモチーフにしてあるように感じる襖。伊達政宗のシンボルと言えば三日月ですが、のぼり旗は満月だったような。そんなことを考えながら、中へ。

部屋へ入ると大きな窓に、印象的な青いソファ。

この青いソファが窓際一面に設置され、ここでくつろぎながら渓流を眺めることができました。

反対側の小上がりになった場所にベッドが。ここはシンプル。

デスクエリアもあります。
界 秋保のお部屋にあるアメニティ

クローゼットの中に、浴衣と足袋(くつ下)、羽織がありました。
【界】で浴衣タイプなのは初めてで、完全な浴衣というより、ズボンの上に半端丈の浴衣を着るイメージ。正直、とっても動きにくく、着心地もイマイチでした…。【界】の作務衣が好きだったので、とても残念な気持ち。

洗面台には、洗顔・クレンジング・化粧水・乳液・ボディクリームが置いてあります。

風呂敷の中には、歯ブラシセット・髪ゴム・綿棒・コットン・ヘアブラシが入っています。
この風呂敷は館内を移動するときにも利用でき、持って帰ることもできます。全国の界ごとに色が異なるので、集めたくなります。
お部屋にあった青いソファと同じ色で、「界 秋保」の風呂敷だと記憶しやすいです。
界 秋保のせせらぎラウンジ

星野リゾートの施設には必ずあるライブラリースペース。
「界 秋保」のライブラリースペースは「せせらぎラウンジ」という名で、いろんな意味ですごかった。

コーヒーや紅茶だけではなく、お酒やお菓子がたくさん並べられていました。驚き。

まず目を惹かれたのがこのお菓子。砂糖菓子でしたが、目が楽しい。

他にもおかきやチョコレート、ゆべし、和菓子。みなさん、すごい量とって食べてました…。

秋保ワイナリーの赤ワインや、ジン・ウイスキーなども置いてありました。
私は純粋に置いてある本を楽しみにしているのですが、お酒・お菓子でやや宴会みたいになっていて、あまりこのラウンジは利用しませんでした。。
でも、すごいサービスですね。

このせせらぎラウンジから外に出ると足湯がありましたが、この日は雨で利用できませんでした。
界 秋保の大浴場と湯上がり処
伊達政宗が愛した温泉として有名な秋保温泉。「界 秋保」の大浴場は、本館から距離がありました。

ゆるやかな坂になっているこの廊下をひたすら歩いて、大浴場に向かいます。

正直、気軽に何度も入りに来れる距離感ではない。。

お風呂の中は撮影できないので公式写真をお借りしますが、とても広いお風呂で、あつ湯とぬる湯の湯浴みを楽しむことができました。

そんなに長く入っていたわけではありませんが、とっても身体がポカポカして、芯から温まった感覚がありました。しばらくこの湯上がり処で休憩。

界 秋保オリジナルブレンドのはだか麦茶(左)と赤紫蘇ジュース(右)です。この麦茶とっても美味しかった。

アイスキャンディーもありましたが、何味か書いてませんでした。残念。
界 秋保の食事
【界】はお食事がとても美味しいので、楽しみにしていました!
夕食
「季節の会席」として、先付け・煮物椀・宝楽盛り・酢の物・揚げ物・蓋物・炊き物・甘味の順番で出てきます。

先付けの牛テールのディップ 仙台麩。これは美味しかった。

ただ、、先付け以降が…。遠回しに言えば記憶に残らない味でした。

【界】の会席で密かに楽しみにしている、土鍋ごはん。「界 秋保」は、もち麦ごはんでした。え?
界の土鍋ごはんは隠れたメインイベントだと聞いていたのですが、、普通のごはんが出てきました。
総じて、残念な夕食でした。
朝食

夕食が残念だったので、朝食も同じだろうなとテンション下がっていましたが、朝食は美味しかったです。
芋の子汁、吟醸豆腐、三角揚げなど、どれも美味しくいただきました。良かった…。
滞在中に楽しめるイベント【ご当地楽】
「界 秋保」のご当地楽は、「伊達な宴」という酒席の心得を学びながら地酒をいただけるというものでした。無料で参加できますが、チェックイン前の事前予約はできないようなので、チェックイン時に申し込みます。

時間になると、お座敷に通されます。掘りごたつでした。

酒席での心得や乾杯のやり方を学び、仙台藩にゆかりがあるという地酒を頂きます。アルコールが飲めない方でも、甘酒が用意されているので安心して参加できます。
地酒ももちろんですが、甘酒がめちゃくちゃ美味しかった。

そしてずんだ餡を自分で作って食べて、参加者みんなで乾杯をして、楽しいひと時でした。
はじめて知ることばかりで、とても興味深い体験でした。個人的に酒席での心得がとても刺さったので、ぜひ参加してみてほしいです。
界 秋保について
「界 秋保」へは、仙台駅からバスで30分と近いので、とても行きやすい温泉だと思います。
ただ、ここまで読んでくれた方には伝わったかもしれませんが、、思うところアリだったので、個人的にはリピートはなしです。。
他の【界】めぐりを楽しもうと思います。