ワイキキビーチの目の前にあるリゾートホテル「アロヒラニリゾート ワイキキ」に宿泊しました。
2020年(コロナ直前)に宿泊したことがあり、とても良いホテルだったので再訪でしたが、物価高&円安の今仕方ないのかもしれませんが、仕方ないでまとめられないくらいサービスレベルは下がっていました。
2020年に宿泊したときと、2024年に宿泊した今回の宿泊費やサービスレベルについて比較していこうと思います。個人の意見がおおいに含まれていますので、ご理解の上ご覧ください。
アロヒラニリゾートワイキキの場所
アロヒラニ リゾート ワイキキビーチは、名前の通りワイキキビーチの目の前にあり、立地としてはとても良いと思います。
ワイキキビーチ側の出入り口を出て、横断歩道を渡るだけでビーチです。
宿泊費はドルで1.5倍、円で2倍
まず、宿泊費から。物価高騰&円安の影響で、ハワイは何をするにも高いのは承知の通りですが、どれくらい高いのか。
日程は2020年も2024年も2月のほぼ同じ時期に5泊、「オーシャンビュー クイーンベッド2台」にクラブラウンジアクセスを付けたプランに宿泊しました。
領収書の金額($)と、カードの引き落とし金額(円)を見ると、こうなっています。
2024年2月 | 2020年2月 | |
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Package 1泊の宿泊費 | $ 435.00 | $302.00 |
Occupancy Tax 宿泊税 | $ 57.64 | $ 40.01 |
Resort Amenity Fee 1泊のリゾートフィー | $ 50.00 | $ 45.00 |
Resort Amenity Fee Occupancy Tax | $ 29.49 | $ 6.73 |
5泊の合計金額($) | $ 2,860.65 | $ 1,968.70 |
支払った日本円 | ¥ 439,937 | ¥ 224,832 |
2024年には上記以外にも、Carbon Neutral Footprintというのが毎日$2.00とTree Feeというのが$5.00とられていました。リゾートフィーと宿泊税は知っていましたが、この2つの別料金がかかることは知りませんでした。
物価高&円安を覚悟はしていましたが、全く同じプランに支払った額は2倍。円安を除いたとしても、合計金額($)が約1.5倍。これが「ハワイは高い」の現実でした。
これでサービスレベルが変わっていなければ「まぁ仕方ないよね」で済ませられるのですが、この金額を払った意味がないほどのサービスレベルの低下に、未だにショックを受けています。
日本語OKなゲストサービス
アロヒラニリゾートワイキキは、チェックイン・チェックアウト時に日本語で対応してくれるゲストサービスが利用できます。
日本人が到着するタイミングは結構同じなのでやや並びますが、これは有り難かったです。
ただこのゲストサービス、「常時」ではありません。チェックイン・チェックアウトの時間以外は、一度もスタッフの方を見かけませんでした。
ホテルで困ったことがあったら部屋から電話することもできますが、日本語で対応してくれる方もホテルにいるわけではないようで、結局自分でなんとかするしかありませんでした。
多少英語がしゃべれないと、困るホテルかもしれません。
アロヒラニリゾートワイキキのお部屋
「オーシャンビュー クイーンベッド2台」というお部屋に宿泊しました。前回宿泊した際のオーシャンビューが素晴らしかったので、今回もオーシャンビューの部屋にしました。
文句なしのオーシャンビュー。夕日も見えるし、雨上がりには虹が見えて、バルコニーに出てのんびりビールを飲む時間が最高でした。
このオーシャンビューを期待して、今回もワクワクしながらお部屋に入ったら…
あれ?
ダイヤモンドヘッドが見える…。
前回とは逆側で、これをオーシャンビューと言うのかな?という感じのビューでした。バルコニーに出て少し覗かないとオーシャンはビューできません。この部屋に私は40万円以上払ってるんですよね。
ダイヤモンドヘッドオーシャンビューという部屋もありますが、それはもっと上層階で、建物に邪魔されずに海が見える部屋なはず。
日本語ゲストサービスに電話して本当にオーシャンビューの部屋か確かめましたが、「オーシャンビューです」と言い張ってました。(めちゃくちゃ感じ悪かった)
「前回と違う」というより、ホテル公式サイトの写真とも大きく乖離していて驚きました。最初に来たときにこの部屋だったら、もうこのホテルは選ばないなという感じ。
お部屋の内装は前回とまったく同じでした。ベッドは広くてふっかふかで最高です◎
でもこのレベルのベッドなら、たいていのリゾートホテルにあると思います。
ベッドサイドにコンセントとUSBポート。
掃除は2日に1回
部屋の掃除は、2日に1回のみ。タオルの交換はフロントにお願いする必要がありました。
驚いたのは、朝の散歩や朝食を食べに少し部屋をあけただけの時間(ちなみに朝8:30)に掃除に入られていたこと。荷物も出しっぱなしにしていたし、チップも用意していません。
「Don’t Disturb」のカードを出しておかないと、信じられない時間に掃除に来る可能性がありました。
掃除も簡易的なものでした。
アロヒラニリゾートワイキキの設備・アメニティ
アメニティはいっさいありません。ドライヤーくらい。
海外のホテルなので期待はしていませんが、前回あったマリエオーガニクスのアメニティはなくなっていました。
備え付けのシャンプーやコンディショナーがありましたが、トロピカルの香りが強すぎて使えませんでした。
さらに、トイレがウォシュレットじゃない…!
アロヒラニは、全室ウォシュレット対応という記述を見ていたのですが、違いました。前回泊まった部屋はウォシュレットでしたが…部屋によるようです。
これが今回の5泊で1番困った点でした。
その他に、コーヒーメーカーと飲料水が2本置いてありました。
写真からもわかる通り、紙コップ。これ以外のコップはありませんでした。(2日に1回の掃除で紙コップの補充はありました)
飲料水はありがたかったのですが、このお水の補充はありませんでした。
お水は、ホテルの1階に給水機があります。毎回この給水機に汲みに行けば良いのですが、やや面倒ではありました。
ちなみに、夜戻ってきたら給水しに行こうと思って空のペットボトルを部屋に置いておいたら、掃除で持って行かれてしまいました。
プールは相変わらず混雑していますが、ビル風のような吹き抜けの風が強く、寒い。みんなジャグジーに入っていて、スーパー銭湯みたいでした。
ラウンジ付プランで使えるロングボードクラブ
朝食や夕方の軽食・アルコールがいただける「ロングボードクラブ」。このラウンジアクセス付プランを利用しました。
前回、ここの朝食や夕食・アルコールが素晴らしく、これが宿泊費込みならとてもお得だし最高だったので、今回も同じプランを利用したのですが…。
結論から言うと、このラウンジのレベル低下が著しかった。
夕方の軽食・アルコール
前回は、豊富なサラダ・ハム・チーズ・スープ・ホットミールに、目の前で調理してくれるパスタなど、毎日ラインナップが少しずつ変わり、とても美味しく楽しく過ごすことができました。
それが今回。サラダやスープ、デザートはなくなり、ハムが2種類とチーズが1種類…。
ホットミールは1種類のみとなり、謎の揚げ餃子。
パスタはありましたが、毎日同じ具材でトマトソースかクリームソースで変わるだけ。でもこれは美味しかったので良し。
どこぞの空港ラウンジよりもっとレベル低めでした。酒のつまみにするにも、毎日同じで飽きる。
アルコールに関しても、ビールは3種類から1種類に、ワインは16種類から3種類(赤・白・泡各1種)に減っていました。
「クラブアクセスでワンランク上のステイを!」なんてとんでもない。
日本人へのサービスだけしない
アルコールに関しては、スタッフの方にお願いしてサーブしてもらう必要がありました。席に座ったらオーダーを聞きにきてくれて、飲み物がなくなりそうになったら進んでオーダーを聞きにきてくれて…!というのが前回。
今回、「日本人だけ透明人間に見える」という特殊能力を持っている日本人スタッフがいて、何もしてくれません。目を合わせて声を掛けようにも、こちらが透明人間なので見えないようでした。
他の外国人の方々にはせっせとサービスしているのに、どうも日本人だけ(我々だけではなかった)見えないようでした。
何のサービスもしてもらえず、そもそも飲み物が頂けないし、あからさまに日本人を避ける人がいるラウンジに行くのが本当に嫌になりました。
朝食
朝食は、「無料で付いてくる朝食」のレベルです。特筆できることは、アサイーボールがあるということくらい。
スクランブルエッグとベーコンは、ベーコンとソーセージが日替わりで、ずっと同じです。
パンも1種類、パサパサの食パンのみ。
たくさんのフルーツやお味噌汁にごはんまであった朝食は、こんなにレベルダウンしていました。
テラス席はハトだらけ
テラス席に座ってのんびりできるのが、このラウンジの素敵な点なのですが…。
それが今回、テラス席はハトのフンだらけ、というかテーブルの上をハトが歩いてる。スズメのような小さな鳥も、人を恐れず豪快に近づいてきます。
なんなら真上を飛び回っていて、テラス席は利用しませんでした。せめてフンに関しては掃除して欲しかったです。
総じて、おすすめはできない
1回目の宿泊がとても素晴らしかっただけに、今回は本当に驚きの連続で、せっかくハワイにいるのに抱えたくない感情に何度もなりました。
ブログでこんな嫌な体験を書くのは個人的にも嫌ですが、少しでもこんな思いをする方が少なくなってくれることを願います。