燃油サーチャージはいくらかかる?行き先別の金額と推移まとめ

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国際線の航空券を購入するときに必要な燃油サーチャージ。値上がった/値下がったというニュースを見かけますが、それが相対的に高いのか安いのかよくわかりませんでした。

今回は、行き先別に発表されている燃油サーチャージについて、過去の推移とともにまとめていこうと思います。

燃油サーチャージとは

燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)とは、燃料の価格変動に対応するために運賃とは別に必要な料金のことです。航空燃料の価格が急激に上昇した場合に、そのコストを運賃に反映させるために導入されています。

燃油サーチャージは固定されたものではなく、定期的な見直しが行われます。市場の状況に応じて引き上げられたり引き下げられたりしています。

日本の航空会社であるJALとANAは、2ヶ月ごとに燃油サーチャージを発表しています。

燃油サーチャージは購入(発券)するタイミングの金額が反映されるので、実は搭乗するときの燃油サーチャージは安かった!なんてこともあります。(もちろんその逆もあり)

特典航空券を利用する場合でも、燃油サーチャージは必要です。航空券を購入するタイミングって難しいですね。

最新の燃油サーチャージ(2024年11月時点)

2024年11月時点で発表されている燃油サーチャージです。旅行開始国が日本の場合の片道あたりの金額です。

12月購入分から、燃油サーチャージが安くなっています。

2024年10〜11月購入分

路線ANAJAL
韓国・ウラジオストク4,000円4,000円
東アジア10,500円9,200円
ベトナム・フィリピン・グアム 他12,000円12,000円
タイ・シンガポール・マレーシア 他18,500円18,500円
インド・インドネシア 他22,500円22,500円
ハワイ22,500円22,500円
北米・欧州・中東・オセアニア35,000円35,000円

2024年12〜2025年1月購入分

路線ANAJAL
韓国・ウラジオストク2,500円2,500円
東アジア7,000円6,200円
ベトナム・フィリピン・グアム 他8,000円8,000円
タイ・シンガポール・マレーシア 他13,000円13,000円
インド・インドネシア 他16,000円16,000円
ハワイ16,000円16,000円
北米・欧州・中東・オセアニア25,000円25,000円
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路線別の燃油サーチャージの推移

路線別に、過去2年間の燃油サーチャージの推移を見ていこうと思います。

「航空券がどんどん値上がりしている!」という印象はありつつ、燃油サーチャージだけ見ると上がり続けている訳ではなさそうです。

韓国・ウラジオストク

韓国・ウラジオストク路線の燃油サーチャージの推移です。

JALの方が高い設定の時期もあったようですが、ここ数ヶ月は同額です。

600円の時代もあったのかと思うと現在はお高めですが、一番高騰していた頃から比べると落ち着いてきた印象です。

東アジア

韓国を除く東アジア路線の燃油サーチャージ推移です。

韓国・ウラジオストク路線とは異なり、ANAの方が高めの設定です。

JALはそこまで大きな価格変動はない印象です。

ベトナム・フィリピン・グアム他

ベトナム・フィリピン・グアム路線の燃油サーチャージ推移です。
JALは、モンゴル・パラオ・イルクーツク路線も含みます。

JALとANAで設定価格に差がありますね。

3,300円の時代もあった中で高くなっていますが、落ち着いてきました。

タイ・シンガポール・マレーシア他

タイ・シンガポール・マレーシア路線の燃油サーチャージ推移です。
ANAはミャンマー・カンボジア路線、JALはブルネイ・ノヴォシビルスク路線もここに含まれます。

インド・インドネシア・ハワイ

インド・インドネシア・ハワイ路線の燃油サーチャージ推移です。

欧州・北米・中東・オセアニア

ヨーロッパ各都市・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア路線の燃油サーチャージ推移です。

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燃油サーチャージが不要な航空会社

日本の航空会社であるJAL・ANAでは燃油サーチャージが必要ですが、日本路線において燃油サーチャージが不要な航空会社もあります。

燃油サーチャージが不要な航空会社

  • シンガポール航空
  • ニュージーランド航空
  • カンタス航空
  • カタール航空

完全に不要ということではなく、運賃に組み込まれている場合がほとんどで、燃油サーチャージとして別途必要になることはない、という意味合いです。

マイルで特典航空券を発券する場合は、上記航空会社の運航便を選ぶことで燃油サーチャージは不要になるので、その分お得であることは間違いありません!

航空券をお得に買う方法

ANA国際線航空券は、定期的にタイムセールが開催されています。

タイムセール価格であっても燃油サーチャージは必要ですが、通常よりはお得に航空券がゲットできるので、タイムセールを予測してお得に購入してみてください。