「飛行機に乗ると、距離に応じてマイルが貯まる」という概念はみなさんご存知かと思います。
会員じゃないからマイルは要らない!という方も多いかもしれませんが、会員になっておくと便利なことがたくさんあります。
年に1回程度しか乗らないという方でも、これからマイルを貯めてみようという方にも、とりあえずANAマイレージクラブに入会することをおすすめします。
まだ会員じゃない方向けに、ANAマイレージクラブの基本から入会方法、貯まったマイルの使い方についてご紹介していきます。
ANAマイレージクラブとは
「ANAマイレージクラブ」とは、ANA(全日空)の会員名称です。
会員になると10桁の「ANAマイレージクラブ番号」が発行され、その番号でANAマイルを貯めることができるようになります。
ANAマイレージクラブには無料で入会でき、年会費等もありません。基本無料です。
ANAマイレージクラブに入会する時に、デジタルカードか物理的なANAマイレージクラブカードかを選びます。
ANAアプリをスマートフォンにダウンロードしておけば、どちらを選んでもいつでも表示できますので、好きな方を選びましょう。
個人的には、実態カードを使うことはほとんどないので、デジタルカードで十分だと思います。
ANAマイレージクラブの入会方法
ANA 公式サイトからでも、アプリからでも入会できます。新規会員登録ページから、必要事項を入力するだけです。
途中、パスポートに記載のある名前を入力する欄がありますが、パスポートを持っていなくても問題ありません。名前のアルファベットを記載すればOKです。
登録が完了すると、10桁のお客様番号が表示されます。
これがANAマイレージクラブの番号です。この番号で、サイトやアプリにログインします。
ANAのアプリには2種類のアプリがある
ANAが提供するアプリには、2種類あります。どちらからでもマイルの確認はできますが、それぞれ用途が違いますので、どちらもダウンロードしておくことをおすすめします。
ANAアプリ
航空券の予約や搭乗時に便利なアプリです。
予約したチケットがここに表示され、搭乗するときに利用します。機内Wi-Fiにつなぐにも、このアプリを持っておく必要があります。
ANAマイレージクラブアプリ
ANAマイレージカード(デジタルカード)の表示や、貯まったマイルを使う際に便利なアプリです。あまり使う頻度は高くありませんが、ANA Payを使うために必要です。
ANAマイレージ会員になっておくと良い理由
飛行機に乗るとマイルが貯まる
飛行機に乗った距離とチケット種別に応じて、マイルが貯まります。
基本区間マイル(距離)× マイル積算率 = 貯まるANAマイル数
例えば、羽田ー福岡の基本区間マイル(距離)は567マイルです。
早割チケット(スーパーバリュー等)で購入した場合、マイル積算率は75%ですので、片道425マイルのANAマイルが貯まります。往復で850マイル貯まる計算になります。
旅行会社のツアーでもマイルが貯まる場合がある
旅行会社を通して予約した航空券でも、マイルが貯まる場合がほとんどです。もちろん、ANAマイルが貯まるのは、航空会社がANAの場合のみです。
予約の際に、ANAマイレージクラブ番号を入力する箇所があれば入力しましょう。
紐付けができない場合は、当日空港で貯められます。また、マイルは半年前まで遡って事後登録もできます。
海外旅行でもANAマイルが貯まる場合がある
ANAはスターアライアンス加盟エアラインなので、海外旅行の場合でも利用した航空会社によってはANAマイルが貯まります。
海外路線は貯まるマイル数も大きくなるので、無駄にしないようにしてください。
私は過去、旅行会社で予約した添乗員付き海外ツアーのヨーロッパ旅行で、往復6,000マイル程貯まりました。
飛行機の予約がカンタン
ANAアプリにログインしていれば、アプリを開くだけですぐに航空券が予約できます。空席があるか気になったときに、すぐ確認できるのは便利です。
ANAマイレージクラブ入会時に登録した情報がありますので、予約時に情報の入力は不要です。
予約したチケットがアプリに表示される
飛行機を予約したら、ANAアプリにすぐチケットが表示されます。
家族や友人が予約してくれた場合でも、ANAマイレージクラブ番号を伝えて予約時に入力してもらえば、ANAアプリにチケットが表示されます。
紙のチケットや、メールでチケットを受け取る必要も、もうありません。
当日空港に行けば良いだけです。なんて簡単なんでしょう。
逆に、ANAマイレージクラブ会員じゃないと、とても面倒くさいのでぜひ入会しておきましょう。
貯まったマイルは、1マイル=1円として使える
今まで、マイルはある程度貯めないと使い道がありませんでした。使い道なく有効期限がきてしまって、結局要らなかった!という声をたくさん聞きました。(友人談)
マイルを頑張って貯めたいという人以外には、ANAマイレージクラブ会員になることをおすすめしてきませんでしたが、2023年5月から、1マイル=1円として使えるようになりました!
前述した通り、例えば羽田ー福岡を往復して貯まった850マイルは、850円として使えるんです。
ANA Payに登録する必要がありますが、ANA PayはVISAタッチ決済とiD(アイディー)に対応しているので、コンビニやスーパーで使えます。
もう、マイルを貯めなくても良いとは言いません。絶対に貯めて、使いましょう!
はじめ方や使い方はこちらで説明していますので、ぜひ参照してください。
もっとマイルを貯めるには
ANAカード(クレジットカード)をつくって日々の支払いをANAカードにまとめると、マイルは貯まっていきます。
私もANAカードを使っていますが、それ以外にも方法はあります。
今回は無理せず、日々の生活の行動を少し変えるだけで、1年に1回は特典航空券が使えるほどのマイルが貯まる方法を3つご紹介します。
1. 固定費をエポスカードで支払う
年会費無料のクレジットカード「エポスカード」で、電気・ガス・水道代や保険の支払いをしています。
ANAマイルに交換しなくてもお得なカードなので、ぜひおすすめしたいです。
2. 移動記録アプリ「ANA Pocket」で地道に貯める
日々の移動でポイントが貯まる「ANA Pocket」というアプリを入れて生活しています。貯まったポイントでガチャをまわして、マイルをゲットします。
大量にマイルが貯まるわけではありませんが、月額550円(税込)で毎月平均して約600マイルが貯まっています。マイル還元率は高いので、おすすめです。
3. ネットサービスを利用する前に「ANA マイレージモール」を経由する
楽天やYahoo!ショッピングなどネットで買い物するときや、楽天トラベルやじゃらんなどでホテルを予約するときに、「ANA マイレージモール」というサイトを経由しています。
経由するだけで、利用した金額の0.5%〜1%がマイルとして戻ってきます。大量マイルにはならずとも、地味に貯まっていきます。
貯まったマイルを無駄にせず、お得に使おう
ANAマイレージクラブの基本から入会方法、貯まったマイルの使い方についてご紹介しました。
今まで飛行機に乗ってもマイルを貯めていなかったという方にも、本当におすすめできる時代になりました!
ぜひANAマイレージクラブ会員になって、貯まったマイルをお得に使う生活をはじめてみてください。
年間で6,000〜10,000マイル貯まるようになれば、特典航空券やお得な割引運賃で旅行できる世界が待っています。こちらもぜひ参考にしてみてください。