2024年のSFC修行は国際線?国内線?費用とルートを考えてみた

SFC
スポンサーリンク

2024年にSFC修行をするなら、どんなルートが良いでしょうか。

2023年とは異なり、行動制限のない1年です。海外へも制限なく行けるので、国際線ルートも含めて、あらゆるルートを考えることができますね。

私は2023年にSFC修行を実施しましたが、修行経験を踏まえて、2024年に修行するならどんなルートにするか考えてみました。

結論から言うと、コストを気にせず最短で終わらせるなら国際線、コスパを考慮するなら国内線がおすすめです。

国際線・国内線、それぞれルートを選ぶポイントと、おすすめルートについてまとめてみました。

SFC修行とは

SFC修行とは

SFCとは「Super Flyers Card(スーパーフライヤーズカード)」の略称です。

スーパーフライヤーズカードは、ANAが発行するクレジットカードの一種です。このカードを持っている人は、ANAの上級会員(プレミアムメンバー)と同様のサービスや特典が受けられます。

一般的なクレジットカードのように誰でも入会できるわけではなく、ANAの上級会員にのみ入会を許される、特別なカードです。このカードを持っていれば、半永久的にステータスが保持されます。(年会費は必要)

このカードに入会するための第一歩となる「ANA上級会員」になるべく、たくさん飛行機に乗ることを「SFC修行」と言います。

SFC修行をはじめる前に必ず知っておくべきだった内容をまとめていますので、ぜひご一読ください。

SFC会員になるために必要な年間プレミアムポイント

プレミアムポイントとは、搭乗した距離に応じてもらえるマイルとは別のポイントです。飛行距離とクラス・運賃によって計算されます。

SFC会員になるために必要なプレミアムポイント

スーパーフライヤーズカードへの入会資格はプラチナステータスからとなり、年間で50,000ポイントを獲得する必要があります。

2024年にSFC修行を考えている場合、2024年1月〜12月に搭乗したプレミアムポイントでステータスが決定します。2023年に航空券を予約・支払いをしても、搭乗するのが2024年であれば、2024年のプレミアムポイントとして加算されます。

スポンサーリンク

国際線の修行ルート選びのポイント

国際線を利用すると、一回の搭乗で大量のプレミアムポイントが獲得できるため、最短ルートとして人気です。
行きたい国へ行くのが一番良いと思いますが、最短で終わらせるための効率について考えてみたいと思います。

ポイントは3つ。

ポイント1:アジア・オセアニア方面へ

国際線のプレミアムポイントの計算方法は「路線倍率」の部分で変動があり、アジア・オセアニアで1.5倍、その他が1倍。ANA以外のスターアライアンス便も1倍です。

つまり、国際線を利用する場合は、アジア・オセアニア方面のANA便を利用するのが良いということになります。

アジア・オセアニア方面の中でも、区間マイルの多い路線を選ぶと効率が良さそうです。比較的距離のある東南アジア・南アジアとオセアニアの区間基本マイル一覧です。(すべて羽田/成田から)

行き先区間基本マイル羽田空港発着
シドニー4,863
パース4,926
シンガポール3,312
ジャカルタ3,612
バンコク2,869
ホーチミンシティ2,706
ハノイ2,294
マニラ1,880
クアラルンプール3,345
ヤンゴン2,984
デリー3,656
ムンバイ4,201
チェンナイ4,017
プノンペン2,759

ポイント2:最短で終わらせるなら、プレミアムエコノミー

最短で終わらせるなら、プレミアムエコノミーで搭乗すると大量のプレミアムポイントが獲得できます。SFC修行という理由で、優雅に国際線を楽しみましょう。

プレミアムエコノミー(E)で搭乗すると、積算率100%で搭乗ポイントが400ポイント加算されます。
一番距離が近いマニラ(1,880マイル)で片道3,220ポイント、一番距離のあるパース(4,926マイル)で片道7,789ポイント獲得できます。

注意したいのは、プレミアムエコノミーでも(N)という記載がある場合は積算率が70%となるので、予約クラスをよく確認してから予約しましょう。

予約クラス区間基本マイレージに対する
積算率
搭乗ポイント
プレミアムエコノミーG、E100%400
N70%400
エコノミークラスY、B、M100%400
U、H、Q70%0
V、W、S、T50%0
L、K30%0
ANA 国際線の予約画面

ポイント3:国際線搭乗の前に、国内線の乗継便を利用する

国際線に乗る前に、成田や羽田まで国内の他空港から乗り継いで来る方もたくさんいます。その場合、羽田までの国内線が片道6,000円ほど搭乗できる割引運賃が適用されます。

この場合の積算率は100%、良い単価でプレミアムポイントを獲得できます。

おすすめは、那覇を出発地にして国際線を予約するルートです。那覇⇔羽田間のプレミアムポイントは、積算率100%で往復3,936ポイント獲得できます。

出発地となる那覇までの国内線は、別途予約する必要があります。
最寄りの空港から那覇までの直行便がない場合は、直行便のある空港で、羽田から一番遠い空港を出発地にしてみてください。

スポンサーリンク

SFC修行2024:国際線おすすめルート

私が2024年に国際線で修行するとしたら、こんなルートでやろうかなという、妄想ルートです。

ここまでにご紹介した3つのポイントを反映しています。

  1. 行き先は、アジア・オセアニア方面
  2. プレミアムエコノミー(E)の料金
  3. 国際線乗継割引を利用して、那覇から行く

遠めの(=区間基本マイルが多い)行き先で、羽田空港から行けるシドニー(オーストラリア)とジャカルタ(インドネシア)を選んでみました。

時期予約出発到着クラス費用PPPP単価
2024年2月
(往路)
A羽田那覇スーパーバリュー75¥13,9101,476¥9.4
B那覇羽田エコノミー(Y)¥191,4401,968¥19.8
羽田シドニープレミアムエコノミー(E)7,694
2024年2月
(復路)
シドニー羽田プレミアムエコノミー(E)¥188,2007,694¥19.5
羽田那覇エコノミー(Y)1,968
A那覇羽田スーパーバリュー75¥13,9101,476¥9.4
2024年3月
(往路)
C羽田那覇スーパーバリュー75¥12,7101,476¥8.6
D那覇羽田エコノミー(Y)¥148,9601,968¥19.9
羽田ジャカルタプレミアムエコノミー(E)5,518
2024年3月
(復路)
ジャカルタ羽田プレミアムエコノミー(E)¥147,5805,518¥19.7
羽田那覇エコノミー(Y)1,968
C那覇羽田スーパーバリュー75¥12,7101,476¥8.6
合計¥729,42040,200¥18.14

運賃は、2023年9月時点で調べたときに表示されていた運賃です。日々変動しますので、これよりも高くなることも安くなることもあると思います。

2回の旅行で40,200ポイント獲得できますが、費用は729,420円。PP単価は18.14円です。

国際線、高いです。

昨今の経済状況の影響もあり、運賃はどんどん高騰している印象があります。

コストを気にせずとにかく最短で修行を終わらせるなら、国際線ルートがおすすめです。最短ではありますが、なかなか体力も必要なルートになってしまいました。

プレミアムポイント2倍キャンペーンの開催を期待

2023年7月1日〜2023年12月31日まで、国際線搭乗でプレミアムポイントが2倍になるキャンペーンを開催していました。
キャンペーン詳細

このキャンペーンを2024年も開催してくれれば、PP単価もおさえつつ、最短ルートでSFC修行を終えられます。

予約出発到着クラス費用PPPP単価
A羽田那覇スーパーバリュー75¥13,9101,476¥9.4
B那覇羽田エコノミー(Y)¥191,4401,968¥11.0
羽田シドニープレミアムエコノミー(E)15,388
シドニー羽田プレミアムエコノミー(E)¥188,20015,388¥10.8
羽田那覇エコノミー(Y)1,968
A那覇羽田スーパーバリュー75¥13,9101,476¥9.4
合計¥407,46037,664¥10.82

シドニー往復だけで、37,664ポイントPP単価10.82円です。

2024年の開催に期待(切実)。

国内線の修行ルート選びのポイント

国際線はコストがかかるので、コストを重視するなら国内線にたくさん乗って修行するのが良さそうです。ですが国内線も、2023年同時期と比べて2024年前半の運賃は値上がりしています。

国内線のルートを選ぶポイントは3つ。

ポイント1:スーパーバリュー75を利用

搭乗日の75日前までであれば、ANA SUPER VALUE 75(スーパーバリュー75)という割引運賃が利用できます。

積算率75%で、ある程度安い運賃で予約できるので、なるべく早めにプランを立てておくことをおすすめします。

例えば羽田ー石垣路線は、2024年1月のスーパーバリュー75運賃が13,300円でした。(別途空港使用料370円)
プレミアムポイントは1,836ポイント貯まりますので、PP単価は7.45円です。

ポイント2:乗継路線で沖縄の離島へ行く

ANA SUPER VALUE TRANSIT 75(スーパーバリュートランジット75)という乗り継ぎ運賃を利用して、宮古島や石垣島へ行きましょう。

那覇での乗り継ぎ路線にするだけで、搭乗ポイントが400ポイント(1搭乗あたり200ポイント)付与され、国内線で割と大量にプレミアムポイントが獲得できます。

宮古島を那覇乗継で往復した場合、4,282PPです。直行便だと3,474PPです。
石垣島往復の場合は、4,492PPです。直行便だと3,672PPです。

乗継路線で沖縄の離島へ行くと貯まるプレミアムポイント

ANA公式サイトに掲載されている乗継運賃の最安値を見てみると、宮古島まで片道23,430円、石垣島まで片道25,740円です。
運賃の設定はこちら

宮古島往復のPP単価:23,430 × 2 / 4,282 = 10.94円
石垣島往復のPP単価:25,740 × 2 / 4,492 = 11.46円

5%の往復割引も適用されるので、PP単価は10円ちょっとです。

2023年の最安値は、宮古島まで片道13,090円、石垣島まで片道14,300円だったんですが…高くなっています。。

ポイント3:タイムセールを利用する

タイムセールが定期的に開催されています。

タイムセールはスーパーバリューセール運賃となり、積算率が50%と少なくなってしまいますが、PP単価は抑えられます。

スポンサーリンク

SFC修行2024:国内線おすすめルート

私が2024年に国内線で修行するとしたら、この3つのルートを繰り返し乗りつつ、タイムセールでお得なチケットを買いながら修行すると思います。

No出発到着クラス費用PPPP単価
1羽田石垣スーパーバリュー75¥13,6701,836¥7.45
石垣羽田¥13,6701,836¥7.45
2羽田那覇スーパーバリュートランジット75¥25,7401,676¥11.46
那覇石垣570
石垣那覇¥25,740570¥11.46
那覇羽田1,676
3羽田那覇スーパーバリュートランジット75¥23,4301,676¥10.94
那覇宮古465
宮古那覇¥23,430465¥10.94
那覇羽田1,676

PP単価10円前後です。1回で獲得できるプレミアムポイントが少ないので、とにかく乗りまくる必要があります…。

2024年のSFC修行まとめ

  • コストを気にせず最短で終わらせるなら国際線ルート
  • 搭乗回数は必要だけど、コストを考慮するなら国内線ルート

どちらかにこだわらず、国際線と国内線を混ぜつつ修行すれば、楽しく修行できるかもしれません。

コストはかかりますが、国際線にプレミアムエコノミーで1回と、あとは国内線で沖縄へ行きまくるルートが良さそうだなと感じています。

ライフソリューションサービスの利用も考慮すれば、コストはおさえられます。

2023年に国内線だけでSFC修行を実施したルートと費用を公開しています。もし参考になればご覧になってみてください。