特典航空券を利用するために、ANAマイルを貯めている!という方は多いと思います。
いざ貯まったマイルを国際線の特典航空券に利用しようとしたら、希望の日程や路線は満席で、全く予約取れない!ということも多々。
ANA国内線の特典航空券は比較的予約がとりやすいですが、国際線の特典航空券の予約の取りにくさはANAの名物。
とにかく空席待ちを申し込むのが必須となっています。
今回は、ANA国際線特典航空券の空席待ちを申し込む方法と、順番待ちの優先順位について解説していきます。過去3回、国際線特典航空券の空席待ちを申し込み、予約できた確率についても実例を混ぜてご紹介しようと思います。
ANA国際線特典航空券の基本情報
ANA国際線の特典航空券を予約する際に知っておきたい基本のルールをまとめると、こんな感じ。
ANA国際線特典航空券の基本ルール
- 予約は復路の355日前、午前9:00から開始
- 必ず往復で利用(片道不可)
- 12,000マイルから利用可能
- ANA便およびスターアライアンス便の利用
- 発券前でも発券後でも変更可能(1年以内)
- 未使用であればキャンセル可能(手数料3,000マイル)
国際線特典航空券は、復路予定日の355日前、つまり約1年前から予約ができますが、1年後の予定をたてるのは個人的にハードル高め。
355日前に予定がたっていたとしても、空席があるとは限りません。
「満席で空席がない」というより、「その時点で特典航空券向けの座席用意がない(少ない)」というのが正しい気がしています。
国際線の特典航空券を利用する場合は、必ず空席待ちが必要になると思っておいた方が良いです。
逆に言うと、空席待ちになるからと言って諦めないでください!
ANA国際線特典航空券 空席待ちの流れ
では、空席待ちに申し込んでから予約確定までの流れを見ていきます。
ANA国際線特典航空券 空席待ちの流れ
- 空席待ちの申し込み
- 座席確保の連絡(メール)
- 48時間以内に支払い(マイル減算)
- 予約確定
空席待ちを申し込んだタイミングでは、必要マイルの減算や支払いの必要はありません。まずは日程と利用する便を決めましょう。
とりあえず複数の日程で空席待ちに申し込んで、予約がとれた日程で行こう!ということはできないので、必ず日程と利用便は確定させてから申し込みます。
座席が確保されると、メールで連絡が来ます。1便ずつメールが来るので、往路・復路で1通ずつ来ると思っておいてください。
往復の座席が確保できてはじめて確定となり、48時間以内に支払いを済ませることで予約確定となります。予約が確定したら、事前座席指定や機内食の予約が可能です。
空席待ちは、出発予定日の2週間前までが預かり期限となっているので、もし座席確保ができなかった場合は、何の連絡もなく自動でキャンセルとなります。
座席数や空席待ちには優先順位がある
特典航空券の予約には下記の優先順位があり、上級会員が優先されるようになっています。
- ダイヤモンド会員
- プラチナ・ブロンズ会員
スーパーフライヤーズ会員 - 一般会員
同じ区間・日程で同じタイミングで特典航空券を検索してみると、プラチナ会員と一般会員とで空席表示が異なっています。つまり、用意されている座席数から違うということ。
空席待ちに申し込んだ場合も同様で、上級会員が優先される仕組みになっています。
一般会員として順番待ち1番目でも、後からダイヤモンド会員やプラチナ会員が空席待ちに申し込んできたら、割り込まれて2番目以降に。
一般会員として国際線の特典航空券を利用するのはハードルが高めです。。
それもあって私はSFC修行をして上級会員になりました。国際線特典航空券の予約確率を上げたい方は、検討してみてください。
国際線特典航空券が予約できた確率
コロナ禍以降、国際線特典航空券の空席待ちに3回申し込んだので、その時の申し込み条件やスケジュールをご紹介します。
結論から言うと、3回中2回は予約できましたが、1回は予約できませんでした。
羽田 ⇔ 香港:エコノミークラス
2023年10月に香港路線をエコノミークラスで利用するために、空席待ちに申し込みました。
条件としては下記の通り。
- 羽田 ⇔ 香港往復
- エコノミークラス
- レギュラーシーズン(復路は日曜日)
- 一般会員1名分
空席待ちは3ヶ月前に申し込み、申し込んでから4日後に往路・復路ともに座席確保の連絡がありました。
国際線の特典航空券の予約、余裕じゃん!と思ってしまうレベルでした。
成田 ⇔ ホノルル:ビジネスクラス
2024年2月にハワイ路線をビジネスクラスで利用するために、空席待ちに申し込みました。かなりの人気路線、しかもビジネスクラスでの予約はハードルが高そうです。
条件としては下記の通り。
- 成田 ⇔ ホノルル往復
- ビジネスクラス
- ローシーズン
- プラチナ会員が2名分を申し込み(同行者は一般会員)
プラチナ会員として、自分と家族(一般会員)の2名分を、搭乗予定日の2ヶ月前に申し込みました。
往路は1週間後に座席確保ができ、復路は出発予定日の15日前に座席確保の連絡がありました。連絡があったのは、空席待ち期限の1日前。
ほぼ諦めていたので嬉しかったのですが、出発まであと2週間。行けるワクワクよりも、行けるかわからないドキドキ期間の方が長かった。
羽田 ⇔ ソウル:エコノミークラス
2024年5月にソウル(金浦)路線をエコノミークラスで利用するために、空席待ちに申し込みました。ハワイ同様こちらもかなりの人気路線ですが、エコノミークラスだし!予約できると信じていました。
搭乗日の7ヶ月前に下記条件で申し込み。
- 羽田 ⇔ ソウル(金浦)往復
- エコノミークラス
- ローシーズン(復路は土曜日)
- プラチナ会員、一般会員それぞれが1名分を申し込み
友人と行くことにしていて、お互いがそれぞれ自分の分を空席待ちに申し込みました。
往路は1ヶ月後に2人とも座席確保の連絡があり、あとは復路だけ。
プラチナ会員はその1ヶ月後に復路が確保できたので、一般会員でもすぐ確保できると思っていましたが、待てど暮らせど連絡がありません。
結局、一般会員の復路は確保できないまま、預かり期限を迎えてしまいました。
2人とも座席確保できていなければ旅行自体を諦めれば良いですが、1人だけ予約できているというのは、なんとも困った状況です。
結局、自費で航空券を買うことにしましたが、直前すぎて高い…!ANAより安かったアシアナ航空で航空券を買い、現地集合・現地解散の旅行となりました。
「国際線の特典航空券は1人ずつ予約すべし!」という紹介をよく見かけますが、こういう状況もあり得るということを覚悟しておかなければいけません。
LINEで空席待ち人数を確認できる
空席待ちを申し込む前や申し込んだ後、現時点で希望の便に何人空席待ちをしているかというのが、LINEで確認できます。
ANAメッセージサービスアカウント を友達追加して、「ANA国際線特典空席確認」と送り、指示通りに希望便を入力していくと、何人空席待ちをしているかを教えてくれます。
1便ずつ入力していく必要がありますが、一度の確認で6便まで教えてくれるので、希望日と便名で確認してみてください。
3〜4時間くらいで返事が来ることが多いです。
申し込む前に、なるべく待ち人数が少ない日程を確認することもできますし、申し込んだ後に、今どれくらい待っているのかを確認することもできます。
電話でも確認できますが、コールセンターはなかなか繋がらないので、LINEが便利!
頑張らずにANAマイルを貯める
ANAの国際線特典航空券はとにかく予約が取りにくく、空席待ち必須ではありますが、少しでも安く旅行できる可能性があるなら、やっぱりANAマイルを貯めることをやめられません。
ANAマイルは、国際線ビジネスクラスに利用してこそ価値を発揮するので、今後はビジネスクラス搭乗を目指して貯めていこうと思っています。
生活に少しの慣れを追加したらできる、ANAマイルを貯める方法を6つご紹介しているので、ぜひご活用ください。