飛行機に乗って貯まるマイル数=フライトマイルの計算方法とは?

マイル
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飛行機に乗るとマイルが貯まる、というのはたいていの方がご存知だと思いますが、その「飛行機に乗ると貯まるマイル」は、具体的に何マイルか?計算方法を熟知しているでしょうか?

「あまり貯まらなかったな」ということもあれば、「すごい貯まったな」ということもあるかと思います。

飛行機に乗って貯まるマイル数は、運賃の種類や支払うクレジットカードによって計算方法が異なってきます。

今回は、その計算方法について紐解いていこうと思います。

飛行機に乗って貯まるマイル数の計算方法

ANAにおけるフライトマイルは、3つの要素から計算していきます。国内線も国際線も同様の計算方法です。

飛行機に乗って貯まるマイル数を計算する3つの要素

  1. 区間基本マイル
    搭乗した区間で定められた距離(マイル)
  2. 運賃種別ごとの積算率
    国内線/国際線別で定められた運賃の積算率
  3. ボーナスマイル
    支払ったANAカードの種類や上級会員クラス毎に決められたボーナス比率

この計算方式に則って計算すると、区間基本マイルに対して最低で30%、最高で195%のマイルが貯まることになります。

ひとつずつ細かく見ていきます。

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フライトマイルは飛行距離×30%〜150%

区間基本マイルはその名の通り、搭乗区間の距離(マイル)です。計算式のベースになるものなので、遠ければ遠いほど、数値としては大きくなりますね。

国内線の区間基本マイルは、ANA公式サイトのマイレージチャート で確認することができます。
国際線の区間基本マイルは掲載がないので、シミュレーション で都度確認することをおすすめします。

次に、運賃種別ごとの積算率ですが、国内線・国際線で比率が異なります。

国内線の積算率は50%〜150%

国内線の主な運賃種別ごとの積算率をまとめると、こんな感じ。たいていの場合が50%か75%ではないかと思います。

運賃種別区間基本マイレージに対する
積算率
ANA スーパーバリューセール
個人包括旅行
など
50%
ANA スーパーバリュー
ANA バリュー
いっしょにマイル割(同行者)
株主優待割引
など
75%
ANA FLEX
ビジネスきっぷ
障がい者割引
など
100%
ANA バリュープレミアム
ANA スーパーバリュープレミアム
プレミアム株主優待
など
125%
プレミアム
プレミアムビジネスきっぷ
プレミアム障がい者割引
など
150%

タイムセールで航空券を購入した場合は、「ANA スーパーバリューセール」という運賃区分になるので、積算率は50%となり、貯まるマイル数は少なくなりますね。

直前アップグレードでプレミアムクラスにした場合は、元の積算率に+50%で計算します。

国際線の積算率は30%〜150%

国際線の場合は、予約クラスのアルファベットで判断します。

予約クラス区間基本マイレージに対する
積算率
エコノミークラスY、B、M100%
U、H、Q70%
V、W、S、T50%
L、K30%
プレミアムエコノミーG、E100%
N70%
ビジネスクラスJ150%
C、D、Z125%
P70%

国内線同様にタイムセールで購入した場合は各クラスの最も低い積算率となってしまうので、飛行距離は長いのに積算マイルは少ない、ということになります。

安い運賃を購入すると、マイルはあまりもらえません。

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ボーナスマイル比率は10%〜130%

基本のフライトマイルはここまで見てきた通り区間基本マイル×積算率で計算しますが、ANAカードを利用した場合にボーナスマイルが追加されます。

ANAカードで支払った場合のボーナスマイル

ANAカードの種類ごとにボーナスマイル付与率は異なります。10%〜50%の比率となっています。

ANAカードの種類ボーナスマイル
付与率
ANAカード 一般・学生用10%
ANAカード ワイド25%
ANAカード ゴールド25%
ANAカード プレミアム50%
SFC 一般35%
SFC ゴールド40%
SFC プレミアム50%

ANAプレミアムメンバーのボーナスマイル

ANAプレミアムメンバーは、会員ステータスによってたっぷりボーナスマイルが付与されます。

最も多いのはダイヤモンド会員を2年以上継続している会員で、ANAゴールドカード以上を利用した場合に130%も!
SFC会員申し込み資格を得られるプラチナ会員でも、ANAゴールドカード以上を利用すれば95%です。

ANAカードの種類ブロンズ
(2年目以降)
プラチナ
(2年目以降)
ダイヤモンド
(2年目以降)
ANAマイレージクラブ
ANAカード 一般・学生用
40%
(50%)
90%
(100%)
115%
(125%)
ANAカード ワイド40%
(50%)
90%
(100%)
115%
(125%)
ANAカード ゴールド45%
(55%)
95%
(105%)
120%
(130%)
ANAカード プレミアム50%
(55%)
95%
(105%)
120%
(130%)
SFC 一般40%
(50%)
90%
(100%)
115%
(125%)
SFC ゴールド45%
(55%)
95%
(105%)
120%
(130%)
SFC プレミアム50%
(55%)
95%
(105%)
120%
(130%)
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フライトマイル積算マイル数の早見表

各条件を満たした場合にどれくらい積算マイル数が異なるのかを、羽田→那覇路線に搭乗した場合を例に見てみます。

羽田→那覇の区間基本マイルは、984マイルです。

ANAカード種別積算率
50%
積算率
75%
積算率
100%
積算率
125%
積算率
150%
未使用4927389841,2301,476
ANAカード 一般・学生用5418111,0821,3531,623
ANAカード ワイド6159221,2301,5371,845
ANAカード ゴールド6159221,2301,5371,845
ANAカード プレミアム7381,1071,4761,8452,214
SFC 一般6649961,3281,6601,992
SFC ゴールド6881,0331,3771,7222,066
SFC プレミアム7381,1071,4761,8452,214

運賃種別の積算率によっても大きく変わりますし、ANAカードを利用するかによっても地味に変わってきますね。

運賃種別を選ぶ際や、ANAカードを利用するかしないかのご参考にしていただければ嬉しいです。

貯まったマイルは1マイル=1円で使える

ANAマイル1マイルはANA Payで1円として使える

ANAマイルは、ANA Payを使うことで1マイル=1円として使うことができます。

飛行機に乗って貯まったマイルが少なかったとしても、500マイル持っていれば500円として使えます。誰も500円なんてくれません。

マイルを真剣に貯めていいるわけではない!という方も、ぜひマイルをチャージしてANA Payを使ってみてください。

飛行機に乗らずにANAマイルを貯めるには

少しでも貯まったマイルを、増やしていこうかなと思った方向けに!

生活に少しの慣れを追加したらできる、ANAマイルを貯める方法を6つご紹介しているので、ぜひこちらもご活用ください。